本PWV3アプリにはWindows版とAndroid版があります。Android版に関してはapkファイルだけでなく、Google Playからもダウンロードできます。
Windowsの場合Windows 10以上、Androidの場合Android 7.0以上で動作可能です。
光電センサ2個を接続したPocket PWVユニットをUSB-Cケーブルを使用してPCあるいはAndroid端末と接続します。
Android端末の場合は、USBデバッグをonにします。
本アプリを起動します。
「Save folder」から測定データを保存するfolderを設定します(defoltはC:\PWV3dataです。
「Serial port」からPocket PWVユニットを接続するポートを選択します。
「New entry」欄に Subject ID、Vessel length(cm)、Nonlinear factor を入力します。
「Detection insensitivity」、「Detetion mode」、「Digital filter」を設定します(測定後の解析モードでも自由に変更できます)。
「Detection insensitivity」の「Order」値はpeakやrising pointを見つけるときの「鈍感度」の指標で、大きいほど鈍感になります。node別にpeak、rising両方で自由に設定できます。デフォルト値は400です。
「Detetion mode」に関しては、peakかrising(立上り)を選択しますが、risingの時は、下図を見て、「Dtetect percent at rising」を決めます(5-20%程度が最適ですが、バックグラウンドが揺れてなければ小さい数字を選べます)。
「Digital filter」は下図からフィルターを選定します。Defortはf1=0.4、f2=10Hzのバンドパスフィルタです。Applyボタンを押すと設定値が反映され、選んだフィルタ名が表示されます。
「Measure」ボタンで測定を開始します。
測定中はグラフと解析値がリアルタイムで表示されます。
「Stop/save」ボタンで測定を終了し、データを「Subject ID + 日時」のファイル名を有するCSVファイルとして自動保存され、データの解析画面に移動します。
データ解析画面では、「Back」ボタンで設定画面に戻り、Detetion modeやDigital filterを変更でき、「Analyze」ボタンを押すことで、再解析ができます。また、「Print」ボタンで、Subject情報や測定条件付きで、解析画面の印刷ができます。
必要に応じて「CSV file read」で過去のデータを読み込み、「Analyze」ボタンで解析ができます。
リアルタイムグラフ表示・リアルタイムPWV解析
データのCSV保存・読込・条件を変えた再解析
ピークトップとピーク立上りのデュアルモードピーク検出とこれを使ったPWV解析
ピークやライジング点検出時の鈍感度Detection insensitivityを自由に設定可能であるため、バックグラウンドがゆれてもピーク検出が可能
ピーク立上り点(Rising point)推定には、Detect percent at risingを使うことでバックグラウンドの揺れの影響を最小化
Q: CSVファイルが読み込めません。
A: ファイル形式が正しいか、保存フォルダを確認してください。
Q: シリアルポートが表示されません。
A: Pocket PWVユニットが正しく接続されているか確認してください。
Q: ウイルス警告が出ます。
A: 署名済みインストーラを使用してください。詳細はReadMe参照。
Ver.1.03 2025/12/03 apk初リリース